Ultra3G

Ultra3Gとは、KDDIが提唱する、無線?有線を統合した次世代ネットワーク構想のこと。携帯電話などに代表される無線ネットワークとADSLや光回線などの有線ネットワークを統合し、使用する回線が無線か有線かといったことを気にせずにサービスを受けられるようにすることが目的である。　3Gに続く第四世代移動体通信(4G)では5～6GHz帯の周波数帯域が総務省から割り当てられるとみられ、最大100Mbpsの高速通信が行なえるとされる。Ultra3Gは、4Gなどの新しい通信方式も含めた携帯電話向けの無線ネットワークとADSLなどの有線ネットワークを統合し、アクセス手段によらないサービスの提供を目的として提唱されている構想であり、NTTドコモの提唱する「スーパー3G」のように4Gへ向けた足がかりとしての新しいデータ通信方式とは異なる。　Ultra3Gが実現されることにより可能となるサービス形態の例としては、バスや電車などの環境において通話を受けた場合に返信をテキストで行なう非対称サービスや、通話が可能な環境に移行した場合には通話を切ることなく音声通話に切り換えるというセッション維持サービス、携帯電話で着信したテレビ電話を自宅のテレビやパソコンに映し出すという異種メディア混合サービスなどが挙げられている。


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